博士の研究論文 第三回 「僕、透明人間になれた」の巻き


「例えば透明人間になれたらどうする?」
絶対男は女性の裸を見る為に全力を尽くす。
女子寮?のんのん。
女風呂?ののんのん。
折角透明人間になれたところで拝むことが出来るのはアンダーヘアが関の山


・・・まてよ・・・・・・・


良いじゃん!最高じゃん!見れないよ、普通アンダーヘアなんて。
見してくんないよ、土下座しても。
例え拝んでも拝めないよ。

今回の論文の本筋をうっかり忘れるところじゃった。

わしは嘆いておる!
最近の性表現の無節操さ!
女性の聖域、伝説のデルタ地帯が神秘のベールを剥ぎ取られ
白日のもとに晒され、その神秘性を失っていく。

いいのじゃ、神秘のままでいいのじゃ。いや神秘のままがいいのじゃ。

男は誰しも女性に会ったら例外なくヌードを想像する。
女性の方々、覚えていると良い、全ての男は出会う全ての女性のヌードを想像する。
しかし悲しいかなそのヌードは肝心な部分が抜けおちている。
まるで未完成のジグソーパズルのように・・・。
ロマンなのじゃ、それがロマンなのじゃ。
男は誰しもその未知の部分のピースを探す旅にでるのじゃ。
その心構えが女性を大切にし、尊重する気持ちを芽生えさせるのじゃ。
男の、女性に対する親切、見せ掛けの愛情は「幻のピース探しの旅」
夢の天竺に到達する一手段なのじゃ。

という事はこれ以上女性の(あの部分の)神秘性が損なわれれば世界中のフェミニストは絶滅し
全ての男性の女性に対する思いやりが消えうせてしまう!!
「知ってるも〜ん。見せてくんなくても良いも〜ん」という投げやりな男しかいなくなるぞ!
「見せてくんないなら別に良いよ、DVDで見るから」と開き直る始末だ。

相手を思いやるリアルエロスは、己が欲望を簡単に満たしてくれるバーチャルエロスに破れ去り
やがては少子化が加速し、高齢化社会、年金問題、爆笑問題、どんなもんだい、無問題(モーマンタイ)の
温床を創り出してしまう。
多分、オリラジやワッキーがさぶいのにも大きく加担している筈じゃ。

禁酒法は結局裏社会を急成長させた悪法だが、わしは禁エロ法を制定するべきじゃと提案する。
リアルエロスの価値を再認識し、全ての男女は子作りに励み
新しい生命が次世代を支え、輝かしい未来、不安のない老後、面白いオリラジとワッキーを生み出す。

心配なさるな、わしも鬼じゃない。
エロも全てを禁じやせんよ。
ビックリしてたで〜自分、そんなビックリせんでもええがな。
わしがエロ禁じるゆうた時のあの顔!ビックリしてたで〜。
結局、最近の破廉恥過ぎるエロを禁じるだけじゃよ。
禁エロ法とはヘア解禁以前の性表現に戻す法律じゃよ。
じゃからエロ愛好家の貴兄もそんなに悲観しなくても良い。
なかなか乙なもんじゃよ。
わしの歌に「閉じとって見えてえ」という伝説的な名曲があるが
隠すから見たい、見ちゃいけないものを見るからエロス。
この気持ちが強いから「でらべっぴん」は廃刊になり「サブラ」が売れるのじゃ。

想像してみたまえ、コンビニでもエロ本屋でもレンタル屋でもヌード写真の股間は不自然に隠されている。
「どないなっとんや、女のあっこはどないなっとんや」
寝ても覚めても考えるのはその事ばかり・・・・・・

そんなパラレルワールドに自分を置いて今(ヘア解禁後)のヌードをみる。
「信じられへん・・・こんなんなっとったんや・・・・信じられへん」
「こんなん見れるの選ばれた人間だけや!透明人間だけや!!」

「僕、透明人間になれた」